吟遊詩人の小部屋

貴方のせいじゃないのよ。と言われてもねぇ…
■採血に恐縮する

病気の症状、現在の状態等が如実にわかる検査。
それが採血。つまりは腕なり足なりから少量の血を抜き、その血を分析する。
って言うわけですが、
この採血、体型や年齢に関わらず採りやすい人採りにくい人が居るのですよ。

で、私は後者の採りにくい人。の中でも最たるものの様で、
採血や点滴の際には看護師さんを煩わせる事山の如しというわけで、
今回は、その採血時のお話を書いていこうかなと。

採血時にて看護師さんを困らせる要因なのが、
血管が分かりにくい、血管が細い、血が出にくい。が殆どを占めるんじゃないでしょうかね。
まあ、痛がる、喚く等もあるでしょうが、そんなのは些細な事。

そして、分かりにくい、細い、出にくいの三拍子が見事に揃った
扱いたくない患者。それが私（泣笑

基本分かりにくい場合は、手のひらをぎゅっと握らせたり採血部分を叩くか温めるかして血管を浮き出させるのですが、
それが上手くいかない場合、採血の場所が腕から徐々に手先へと移行しつつ、手のひらぎゅ。からの叩く温めるで探す訳です。
要は、手先の方が見えやすいから。なのですが、あまりそれはやらないんですね。
何故かと言うと、針を刺す場所が手先へ行くほど刺した時に痛いから。つまり患者の負担をできるだけ軽くする。
のが当然なのだとか。

ただ、採血できなくてはどうにもしようが無いので、患者に申し訳ないと言いつつも手先へと移行せざる負えない場合があるんですな。
当然、その移行前には何とかして採血しなければという使命感があるから当たり見当を付けて刺すんですが、
上手く刺さっても血が出ない。なんて事も多く、
そういう時は辺りをグリグリ動かして何とかしようとするも、大抵どうにもならず刺し直し。
正直に言うと、グリグリは結構痛い（笑）でもそこは、
グッと我慢…　出来なくて「グッ」とか「がッ」とか呟く時もあったり。

そうすると看護師さんが申し訳なさそうに「ごめんなさい」「ごめんなさい」って言うから、
いやいやいや「ごめんなさい」は私のセリフ。ほんに申し訳ない。って言うと、
「貴方が悪い訳ではないから気にしないで」
何て言われて恐縮しまくり。だって、私の血管がそもそも原因なんだからさー。
故に我慢。出来るだけ我慢しないとねん。ほんに看護師さんには申し訳ない。

だからね、私採血の時は必ずこう言ううんですよ。
「自分血管が見えにくいし刺しにくいから、何回刺しても良いですよー気にせずガンガンやってください～」
って、更に「手先でも良いんでやりやすいところに刺してくださいね～」
と。それで少しでも気負いせずリラックスして貰えたらいいんですけどね（＾＾

ちなみに。採血でもっとも多く刺されたのは今から25年前に肺炎で入院していたＦ大付属病院で、
回数は13回（笑
そこは、看護学校もやっていたようで、そこの卒業生の新人看護婦さんだったです。
最初の2，3回で上手くいかなくてパ二くる寸前みたいだったから、
上記の声掛けをしたらリラックスしたのか開き直ったのかガンガン刺して、
13回目手の甲と指の又の直ぐ近くでやっと成功。
内心スゲー痛かったけどどんどん刺していいと言った手前、必死に我慢しましたよｗ

で、そんな話を当時見舞いに来ていた母親にしたら、どうやら赤ん坊の頃から血管が見えなかったようで、
その頃も手の甲によく刺されたらしいですわ（苦笑

つまり、見え辛くて細いってのは生れ付きで、一生涯変わらない。って事らしいです（＞＜；
採血や点滴で今後もずーーっと看護師さん方には御面倒掛けなければならない。
ほんに恐縮しきりですわ。

という感じで本日はここまで。入院関係のお話はこんなところでしょうかね。
次回は…　何を書こうかしらん？　でわ！